懸念 2016 12 31

 2017年の問題として考えられるのが、
「人民元安」でしょうか。
 普通、自国通貨が安くなることは、
輸出産業に有利になりますが、
中国にとっては、別の問題があります。
 2016年は、中国から資本や資金が流出しているのが明白になりました。
こうなると、人民元を支えるために、
ドルを売って、人民元を買い支えることになりますが、
いつまでドルという「在庫」が続くかという問題になります。
 次に気になるのが、
ハッカーとして活動していたアサンジ氏の問題でしょう。
同氏は、「ウィキリークス」を創設したことで知られます。
 ウィキペディアによれば、
2010年11月28日、ウィキリークスと5つの報道機関はアメリカの外交機密文書の公開を始めた。
 彼のウィキリークスに関する功績に対しては、
『エコノミスト』誌による2008年「表現の自由」賞、2010年サム・アダムス賞が贈られた。
『Utne Reader』誌は「世界を変える理念を持つ25人」の一人に選出している。
(引用、以上)
 最近、消息がなかったアサンジ氏に関しては、
2016年10月18日、「BBC NEWS JAPAN」に、こういうニュースがありました。
「ウィキリークスのアサンジ氏、ネット切断される」
 内部告発サイト「ウィキリークス」は17日、
エクアドル政府が16日に創設者ジュリアン・アサンジ氏のインターネット接続を切断したと発表した。
アサンジ氏は2012年以来、ロンドンのエクアドル大使館で生活している。
(中略)
 ウィキリークスは、このところ、
アメリカ大統領選の民主党候補ヒラリー・クリトン氏の陣営関係者の漏洩メールを大量に公表している。
(中略)
 ウィキリークスは、ハッキングされたクリントン選対委員長ジョン・ポデスタ氏のメールを次々と公表している。
10月15日には、クリントン陣営が、かねてから公表を拒否していた、
投資銀行ゴールドマン・サックス社員相手の講演内容の聞き取り記録3通を公表。
 そこからは、クリントン氏が同銀行幹部と軽口を言い合うほど親しい様子がうかがえるため、
ウォール街と近すぎるというリベラル派の反発が高まる可能性がある。
(引用、以上)
 2016年10月16日に、
アサンジ氏は、インターネット接続を切断されたとありますので、
同氏が公表を計画していた情報は、「ほんの一部」で終わったのでしょう。


























































































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